東京都杉並区 小林税理士事務所様

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今春、ご自分の税理士事務所を開設なさった奥様の小林税理士(右)と、 「交換職」導入を薦めて下さったご主人(左)にお話を伺いました。

税理士事務所を開くに当たって、「大事な電話を取り逃したらどうしよう」というのが問題でした

Q.電話の転送装置の導入にご興味を持たれたきっかけは何ですか?

【ご主人】妻が税理士事務所を始めるに当たって、電話やファックス、ネットの環境が必要でした。それでいろいろ調べ始めたのがきっかけです。

【小林税理士】事務所を開業するにあたり、秘書やアルバイトなどの人件費は負担が大きく、できるだけコストを抑える方法はないかと考えていました。仕事柄、外出も多く、外出時の電話対応をどうするかが問題でした。

Q.「交換職」をお知りになったのはいつですか?

【ご主人】僕は通信建設会社に勤務しています。大手の通信キャリアの仕事をみるなかで、電話のことについて多少知識があり、趣味でもあるので調べたのですが、最初に考えたのは、電話線を2本引いて、1本は電話、もう1本はファックスをつなげてうち1回線をADSLでネットにつなぐというシンプルな構成でした。

導入に至る経緯

ご主人に「交換職」導入に至る経緯を説明する手書きの資料を見させていただきました。比較検討の対象になさったのは、

アナログ2回線 + ADSL
ISDN1回線 + 光またはADSL(ISDNは1回線で同時2通話できる)
アナログ2回線 + ADSL  (ダイヤルイン)

などさまざまな接続形態です。

それぞれの形態について、料金や、機器の購入方法やメンテナンスなど多面的にメリットとデメリットを検証されたようです。ご自身は「趣味の延長で...」と謙遜なさるご主人ですが、アナログ電話の代表やISDN、無線LANやスマートフォン、タブレットなど、通信技術の今昔について幅広い知識をお持ちでした。

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【ご主人】電話を2本引くとすると、アナログ事務用の基本料金は、1回線は2,000円として、4,000円。さらにADSLとプロバイダーで3,000円だとすると、月に7,000円くらいになります。さらに2回線分の加入権が気になりました。そこでISDNならばiナンバーで3番号まで使えて電話もファクスもつなげることができるなと。しかしこれだとネットにつなぐにはADSLか光が別に必要になる。これは非常にもったいない。 そこで、今度はアナログの2回線でダイヤルインと、ADSLを組み合わせるというのを考えたのですが、ダイヤルインを制御する主装置(ME)は値段が高い。そこで安値で済みそうなダイヤルインアダプターを検討しました。ところが、ダイヤルインアダプターって、今、市販されていないんですよね。生産中止になってしまっていて。そこで中古のダイヤルインアダプターをネットで探している最中に見つけたのが「交換職」だったんです。

「そこまでやるか」っていうサプライズがありました。いろんなキャリアの「いいとこどり」って言う

Q「交換職」の第一印象をお聞かせください。

【ご主人】僕のような通信業者の目から見ても、「これはすごい!」と。せっかく2回線分の基本料金を払うのに、1回線がFAX専用では非常にもったいない。そうした考えで接続の構成を中心に考えていたのですが、「交換職」を見たときに、高価なビジネスフォンシステムでサポートされているような機能や、通信キャリアが有料で行うようなサービスをこれ1台でできることを知り、「そこまでやるか」って思いました。僕の中でサプライズでもあったんです。

Q.比較検討なさった上で、「交換職」をお選びいただいた理由についてもう一度お聞かせ下さい。

【ご主人】「交換職」の検討を始めて、ひかり電話だと2回線5番号でダイヤルインが組めるっていうのを初めて知りました。アナログ2回線で代表ダイヤルインという構成だと、MEあるいはダイヤルインアダプターが必要ですが、こうしたものって、自分で設定するのは難しい。結局、保守料その他の経費をずっと負担していかないといけません。「交換職」は、分からないところも少しありますが、メンテナンスはある程度、自分でできます。 あと、あのYouTube。たくさんYouTubeにアップしておられるのを何度も見せて、妻に説明しましたから(笑)。iPadやAndroidでIPのソフトフォンを使うって動画は、自分でも何回観たか分からないくらい。あの動画には大変、訴求力がありました。

【小林税理士】主人は、こういうのに詳しくて、料金や技術の面から綿密にいろいろ調べてくれたんですが、私にとっては、事務所を不在にする間、いかにスピーディな顧客対応が出来るかということがポイントでした。電話の秘書代行も考えましたが、秘書代行のレポーティングを待つよりも直接転送したほうが早いなと。追加の携帯電話の契約も考えましたが、「交換職」を使った方が通話料も節約になってメリットが多いと思いました。

【ご主人】FMCという言葉で、固定電話と携帯電話の融合というのが数年前から言われていますが、結局は通信キャリアや機器ベンダーの囲い込みに使われてしまっているような気がします。どこそこのメーカーさんの主装置だと、どの機器にしかつながらないとか、保守は必ずうちでとか。ひかり電話は2回線5番号までのダイヤルインが格安で、携帯電話各社は定額で同じキャリア同士のかけ放題を提供している。こうしたキャリアの料金プランとか、オープンソースのAsteriskの技術とか、「交換職」は「いいとこどり」をしている。 さて、その「交換職」はどこで買えるのかっていうと、Amazonで。これも物販の方法としては、他社の仕掛けの「いいとこどり」です。そういう姿勢というか発想がいいなと思いました。たまたま見つけたものに飛びついたということではなかったんです。「士業の方の中には電話の秘書代行を使っておられるところも多いのですが...」

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Q「交換職」をどのように活用なさっていますか?

【小林税理士】外出中は不在設定で、外からの電話は携帯から対応させて頂いています。すぐに携帯にでれない場合でも、着信お知らせメールが届いて相手の番号が確認できるので便利です。メールには留守番電話の「あり、なし」まで表示されるので、メールを見るだけで、留守電確認が必要かがわかります。勤務の頃はビジネスフォンでのボイス転送を受けていましたが、個人事務所としては、必要十分な機能だと思います。

【ご主人】税理士事務所が軌道に乗って、社員さんとか来てくれるようになれば、ダイヤルインでその人に番号と携帯電話を持ってもらうっていうのもありですし、周辺業務を行う法人を併設するなども将来ないとは限りません。そういうときに「交換職」ならかかってきた番号によって鳴る電話機を分けられる。そうした高度な動きを自分で設定でき、かつ資金の潤沢でない創業期でも十分イニシャルコストに組み込める”お手頃価格”だというのもサプライズでした。秘書代行だと、結局、誰それさんから電話がありましたよって伝えられて、実際に電話するまでタイムラグがありますが、「交換職」で転送すればすぐに受けられますし、仮に受けられなくてもメールで着信を知らせてくれます。

コンパクトで清潔な仕事場

小林税理士事務所には、2台のパソコンと、プリンター、複合機が並ぶ事務室と、税務関係の専門書が詰まった書架のある応接室があり、コンパクトで清潔な仕事場とお見受けいたしました。

「交換職」は、ブロードバンドルータなどの通信機器と一緒に、小さなラックに整然と設置されており、やはり、そんなところにも通信業界に長くおられるご主人のこだわりが現れているようです。

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「マニュアルが少し不親切(ご主人)。自分でマニュアルを見て不具合を治すのは不安(小林税理士)。」

Q「交換職」について、悪いところ、困ったところはありませんか?

ご主人】初期のマニュアルは少し不親切でしたね。最初にマニュアル見たときに、「だまってこうしなさい」みたいな印象で、どうしてこういう設定をするのかとか、よく分からなかった。だから、万が一トラブルに見舞われても自分で問題を切り分けられず対処しづらい部分がありました。マニュアルも新しいバージョンになり、使う前にどういった動きをするのかとか書かれているので、改善はされているとは思いますが、こうしたマニュアル類のアップデートは適宜継続していただけるとありがたいです。

【小林税理士】平日だと、主人もいないので、やはり私一人でマニュアルを見てというのは不安があります。何かあったときに、トラブルに対する初期対応などに関するQ&Aがあったりすると助かります。

【ご主人】実際、今、ちょうど不在設定の解除のところでトラブルがあって、お恥かしながらどうやって対処していいか分からないんですけど。何か、動画とかで会員向けサイトとかに不具合の解決方法とか分かりやすく説明してくれていると助かりますね。

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「自分がいいなと思ったものは多くの人に知ってもらいたい」

Q今後の要望や期待などをお聞かせいただけますか?

【ご主人】保守とかいろいろ考えたら、これだけのモノって月に何万円ってことになってしまうんじゃないかなと思います。実際、導入の仕事もしていましたし。今回、こうした取材に応じさせていただいたのも、自分がいいなって思ったものって、ほかの人にも使ってもらいたいじゃないですか。まだこれから使う人が増えて、その中から少しでも自分と同じ気持ちになってくれる人がいてくれたら、すごくうれしいです。

【小林税理士】実際に使ってみて、携帯で受けた電話を、事務所の電話機から発信できるというところは本当に便利です。 交換職一台で有料の転送サービスが不要になり、転送サービスと同程度の料金である携帯間定額を駆使することで外出先から事務所までの通話料をゼロにすることができます。 これを外出先から携帯発信で連絡をとれば、毎月の通話料はばかになりませんから。 今後の要望ですが、地方出張で携帯の電波が入らないところにいるときに、事務所にどんな着信があったかわかるようになるといいと思います。携帯の電波が入りずらい場所でも、お客様からの連絡があったことがPCでわかるようなシステムがあるといいのですが...

【チャットボイス】メールの通知先は2件登録できますので、携帯メールとPCメールを両方登録していただければ、どんな着信があったかパソコンで確認できます。

【小林税理士】なるほど。それはいいですね。

【ご主人】通信は我々のような小さな事業者にとって、大事な顧客とを結ぶ命綱のようなもの。交換職のような製品がどんどん普及して、小さな事業者の活躍の場が拡がっていけばいいと思います。日本経済のためにも。

【チャットボイス】本日はお忙しいところ、ありがとうございました。 (2012年12月29日 追記) 「『もうすぐ開業3年目を迎えますが、取引先の金融機関や顧問先から「リプライが早い事務所」として顧客満足の向上に大変貢献しています。』という声をお寄せいただきました。

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